日本は1970年代に先進国の仲間入りをしたにも拘らず、官が民を指導し、中央が地方を支配するシステムがそのまま残っています。これは先進国に追いつき、追い越すシステムとしてはうまく機能しました。しかし、先進国になると外国をお手本にして中央の官僚が民間や地方を指導することは不可能です。規制を撤廃し、地方分権を進め、民間人や地域住民が創意工夫を凝らす余地を広げなければなりません。反面、中央政府は警察、司法、国防、国家的インフラ建設などに特化し、小さくて効率的な政府になるべきです。これが経済・政治・行政を通じる構造改革です。

 構造改革を怠って機能不全に陥った日本のシステムに制約されているため、この20年間日本政府の成長は先進国の中で最低です。少子高齢化、情報化、グローバル化という変化にも付いて行けず、年金、介護、医療などの社会保障は破綻に瀕し、IT革命では米国に遅れをとり、国際社会の中で日本は軽視されています。少年を含む犯罪の多発に見られるように、「思いやり」を大切にする日本の伝統的な道徳がすたれています。

 
「元気な民間、小さな政府」を目指す経済・政治・行政の構造改革と、道徳・教育の復興が私の政治家としての使命だと思っております。

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