2月1日(土)今年で71回目を迎える、毎年恒例の「しもきた天狗祭り」に参加させていただきました。







「天狗まつり」趣意


   この行事は、地元下北沢にある大雄山真竜寺(通称:道了尊)が、毎年2月の節分会の催しとして行われている「天狗道中」が母体であり、この道中は関東一円は勿論、全国各地で行われる節分会の中でも、他に類を見ない大変珍しい行事です。
   下北沢の街の風物詩を後世に伝え、多くの方々に楽しく観賞し参加していただき、地域の人々との接点となることを願い、心の通う安らぎを大切にしたソフト面の街づくりを推進するものです。





下北沢商店街、理事長の皆さんと




「天狗まつり」由来と内容


   明治初年の頃、原湛山大和尚が十一面観世音をまつり、世の中の邪気を払い世間の浄化につとめ、和合一体の精神で巡錫修行していたとのことです。その後昭和初めに、伊藤道海大禅師により引き継がれ、北沢の守護神として十一面観世音を当地に安置し、大雄山真竜寺が創建されたものです。それ以来当山において、毎年大衆と一体となり、厄除け・開運・家内安全・商売繁盛・縁起大吉・交通安全・学業成就を祈願の節分会を催すとともに、天狗道中として巡錫修行することとなり、現在に至っております。
   当日は、大天狗を中心にカラス天狗・山伏・年男・大天狗面車などの行列が、ミス世田谷もまじえて、街中を豆を撒きながら練り歩きました。
   下北沢の豆撒きは『福は内、福は内、福は内』を3回唱えるだけで、「鬼は外」とは言いません。これは「心に福が充満すれば、鬼は自ら退散して行く」との道海大禅師の教えを受け継いでいるからです。





下北沢南口商店街、吉田理事長さんと