拝啓
   初秋とは申せ、今年は八月と九月が逆さまになったような異常な暑さが続きましたが、皆様にはお変りなくお過しでしょうか、お伺い申上げます。
   日頃は私の政治活動に対し暖かいご支援を賜わり、誠に有難うございます。
   さて、既にご承知の事と存じますが、自由党は九月二十四日付をもって民主党と合併致しました(継続政党は民主党、自由党は解散)。これに伴ない私は新しい民主党の衆議院東京ブロック比例区第二総支部の総支部長に就任し、東京ブロックの比例候補として戦うことになりました(第一総支部の支部長は神奈川県第八区に転出した岩国哲人氏)。また東京都第六区の総支部長は小宮山洋子氏に決まりました。これは世論調査に基づき両党協議のうえ決められたものです。
   三年前の前回衆院選以来、東京都第六区に築いてきた私の支援者組織の皆様に対しては、誠に申し訳ない事であり、この組織を使って一度も小選挙区戦を闘わずに比例候補に転じるのは断腸の思いであります。
   しかし民由の合併は、十年間日本を台無しにしてきた万年与党自民党に代る新しい政権受皿政党を作り、日本を立直すためです。私はこの合併に賛成し、推進してきた者の一人です。
   この大義を実現するためには、小選挙区で一つでも多くの自民党議席を確実に奪い、比例区で一つでも多くの民主党議席を着実に増やすことが最優先の課題であります。
   従って私は、今後、東京都第六区では小宮山洋子氏を応援し、比例候補としては、新しい民主党の比例議席を一つでも伸ばすために最善の努力をしたいと思います。そのためには、経済政策の専門家として、新しい民主党の政策作りに貢献し、自民党の政策と対決し、次期総選挙における新しい民主党の勝利を目指して全力をあげる決意であります。
   何卒諸事ご賢察の上、私の志と政治活動に対し、これ迄と変らぬ暖かいご理解と力強いご支援を賜りますようお願い申上げます。
   季節の変り目に向かいますので、呉々もご自愛専一にお過し下さいますよう念じあげます。

敬具

平成十五年九月吉日
衆議院議員   鈴木淑夫


追伸
   私は引続き世田谷区に事務所を置いて東京ブロックの政治活動を続けて参りますが、私の次男の鈴木盛夫が新しい民主党の東京都第八区(杉並区)の公認候補となりました。